国民審査 今の仕組みは不親切だ
『信濃毎日新聞』(2009年8月26日)より
http://www.shinmai.co.jp/news/20090826/KT090825ETI090013000022.htm
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家庭に配られる国民審査公報には、各裁判官が提出した原稿が
そのまま掲載されている。担当した主な裁判と意見もある。
ただ、法律用語が多くて分かりにくい。内容の踏み込みも足りない。
もどかしい「一方通行」である。
最高裁は、法令や処分が憲法に違反していないかどうかを
最終判断する「憲法の番人」である。少数者の人権擁護のあり方を
どう考えるのか。君が代不起立の問題、自衛隊のイラク派遣は-。
聞きたいことはたくさんある。
新聞各紙は審査対象の裁判官へのアンケートなどを載せている。
さらに一歩進めて、記者会見をはじめ裁判官の肉声を有権者に
届ける場を、最高裁が自ら設けることを考えてもいいはずだ。
総務省は、期日前投票のやり方を見直してほしい。衆院選の
期日前投票は公示翌日からできるのに、国民審査は投票の7日前
から。
この総選挙も早めに期日前投票をした人は、国民審査にもう一度
足を運ばなくてはいけない。
裁判官の名前を投票用紙に印刷する分、時間がかかるのだという。
とはいえ工夫の余地はある。有権者の意思を最大限くみ取れるよう、
知恵を絞ってもらいたい。
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